今回は、一緒に暮らしているわんちゃん、猫ちゃんのご飯に関してお話をしていきます。その前に一点、お断りさせてください。私は、「ペット」「餌」「犬」「猫」「〇匹」という言い方にどうしても抵抗があります。文章中にそれ以外の表現を使っていると思いますが、どうかご容赦ください。
毎日食べるご飯
私は今、3人のにゃんちゃんと1人のわんちゃんと生活しています。彼らには毎日おいしくご飯を食べていただきたいものです。特にうちの子たちは、美味しいご飯を食べることができなかった時期が少なからずあった子達です。人数もいるので、あまり高価なご飯をあげることはできませんが、健康には気を使ってあげたいところです。ホームセンターなどでご飯選びをしている時に、パッケージの説明文を熟読することも度々です。その中で、品質保証基準がいくつかあることに気づきました。
今回はアメリカのAAFCOについて
AAFCO (Association of American Feed Control Officials)
全米飼料検査官協会。連邦政府の機関ではなく、各州の飼料取締官や規制当局の自主的な団体です。
AAFCOは、犬と猫が健康を維持するために必要な栄養素の種類と量を、ライフステージごとに定めています。これが「AAFCO栄養プロファイル」と呼ばれるもので、ペットフードが「総合栄養食」として認められるための最も重要な基準です。
具体的には、タンパク質、脂肪、ビタミン、ミネラル、アミノ酸など、数十種類の栄養素について、最低含有量が定められています。
そして、ビタミンA、ビタミンD、銅など、過剰摂取が有害になる可能性のある一部の栄養素については、最高含有量も設定されています。
これらの栄養プロファイルは、定期的に科学的な研究に基づいて見直され、改定されます。日々の研究で新しく分かることもたくさんあるでしょうから、定期的に改定していただけるのはありがたいですね。
AAFCOは、ラベル表示に関する詳細なガイドラインも定めています。私たちはラベルを見て買うしかないので、ラベル表示は重要です。
注意点
私個人としては、かなりの信頼を置いているAAFCOですが、当然注意点もあります。
AAFCOの基準について理解しておくべき重要な点は以下の通りです。
次は他の基準も
AAFCOの基準を満たしていることは、「総合栄養食」として最低限の栄養バランスが保証されているという安心材料になります。日本は海外に比べて、フードに対する基準が厳格でない部分が多いように感じます。その中でこのような基準が存在するのはありがたい限りです。
しかし、それだけでフードの品質の良し悪しを判断することはできません。原材料の質や製造プロセスまで考慮して選ぶことが重要です。
これ以外にも、ヨーロッパの基準やGMP(Good Manufacturing Practice)という、製造管理と品質管理に関する国際的な基準も存在しますので、そういったものにもこれから触れていきたいと思っています。
私は今、このAAFCOの表示を気にして買うことが多いように思いますが、大切な家族の口に入るもの。その子に合ったものを慎重に選んであげたいものです。
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