はじめまして、出利葉砂月(いでりはさつき)と申します。
今回は初回投稿です。まずは挨拶として、私と私のブログ『サツキングダム』について説明する回にしたいと思います。
もしかすると、紹介という体の私自身の決意表明も兼ねているかもしれません。
このブログを始めた理由
私の現状
私は今、重度のうつ病と診断されて3年程が経過しています。日常生活は問題なく過ごしていますが、まだまだ以前と異なっている点が多数。会社で今まで通り働くことには不安が付き纏います。実際にやってしまえばできるのだと思いますが、中途半端が嫌いな性格で良くも悪くも完璧主義。他人の期待には120%で応えるというのが義務だという働き方をしてきたこともあり、またボロボロになるのではないかと思ってしまいます。これは幼少期からの特性なので、「適度に手を抜けるように変わればいいじゃない」ということは通用しない根幹的な部分だと思っています。自分を守るために、働き方を変える必要を感じていました。
そして、自宅には3匹の猫と1匹の犬がいます。みんな、私がうつ病と診断された後に共に生活を始めた家族です。その中でも愛犬は、私が一緒にいないと寂しくてずっと鳴いています。元々は2年前に死去した母が飼っていた子なのですが、母が入退院を繰り返し一人の時間が増えたり、母が死から発見まで数週間経っていたのですがその期間、ずっと一人でいたり。かなり可哀想な生活をさせてきました。これ以上は寂しい思いをさせたくない。もう14歳で目も見えにくくなり排泄も一人ではできないことが増えてきましたが、今までの分のマイナスを少しでも取り返してほしい。おいしいものを食べて、好きな時に抱っこしてもらって好きな時に遊んで。そんな生活をさせてあげたいと思います。
他の子たちにも、一緒にいて幸せを感じてほしいと強く感じています。2歳半くらいの猫は口に先天性の奇形裂傷があり、捨てられていました。すごく人懐っこく、その裂傷も含めてとてもかわいい茶白の子です。5歳半くらいの猫は以前飼っていた方が施設に入るために引っ越してしまい、空き家に置き去りにされていました。バッタなどを捕まえて食べようと頑張っていましたが、うまくいかずガリガリになっていたところを保護しました。今はすっかり甘えん坊な白黒ちゃんです。そして、おそらく15歳を超えているであろう三毛猫ちゃんは、生きるのを諦めて寝ているところを保護しました。高熱がでて、しっぽがちぎれそうに垂れ下がっていました。片方の耳は結構前に失った感じで、歯はすべて抜け落ちていました。絶望的な状態でしたが、生きたいかどうか尋ねたところ意思表示をしてくれたので連れてきました。毎週病院に連れていく必要はありますが、もうすぐ1年が経とうとしています。治療の甲斐もあって、今はおいしいごはんをモリモリ食べています。
私には妻がいます。私を含めた家族を優しく見守ってくれる素敵な妻です。「家族」とは縁遠かった私が、「家族」を感じることができているのは彼女のおかげです。
きっかけ
うつ病と向き合う時間は、私自身と向き合う時間でもありました。自分の性格、生き方、特性、働き方、傾向、幼少期からの経験。様々なことと向き合い、落ち込み、気づき、理解を深めました。その中で、自分がギフテッドと呼ばれている属性に分類されること、左利きであること、他人との相違点を隠す必要はないということに気づきます。
そして、それを発信したいと思うようになりました。自分と同じような人の気づきにつながればいいなというのも理由です。ただ一番の理由は、 発信するために動画にしたり文章にしたりすることが自分を理解し、整理することにつながると知れたからのように思います。
そして大切な家族と共に過ごす時間を確保しながら、自分を守りながら働く働き方はネットで完結するものが理想でした。
最初はYouTubeで発信を始めました。技術はありません。発信したいことをまとめることはすぐにできるのに、それを動画にするのは難しい。試行錯誤をしていましたが、どうにももどかしい。それで私は文章にすることには苦を感じないのに、動画にしたり音で表現するのには苦を感じることに気づきました。元々、食費を削ってでも本を買う本好き。もっと人生の早い段階で気づいてよさそうなもんなんですけど。きっと自分自身に興味がなかったんでしょうね。そして、次に小説を書き始めました。これは作業としては、すごく楽しいですしあっという間に時間が過ぎました。ただ、長編小説なので書きたいことを書くまでに年月が必要なんですね。今も継続中ですが、これももどかしい。そして行き着いたのがブログ「サツキングダム」でした。
サツキングダムという名前の意味
このブログの名前「サツキングダム」についてですが、私の名前「サツキ」と王国を表す「キングダム」が融合したものです。今まで「人に合わせる」「自分を滅する」「他人の期待に応えることで自分の存在を維持する」ことで生きてきた私が、国王として、国民の役には立ちつつ自分主導で生きていく場所という意味を込めています。私のこれまでの生き方は、国王や大臣ではなく国民でもなく、忍びの者、隠密でした。指令を受けて、周りに気づかれないように確実に任務を遂行する。任務遂行の結果は公にはされず、されても指令を出した人の手柄。私自身の存在すら知られないように、群衆に紛れようとする。それを良しとする人生でした。そんな自分の生き方との決別の意味を込めています。行き過ぎて「独裁」になれば「王国は滅ぶ」という点も気に入っています。
発信するテーマとコンセプト
発信する内容は、私が今まで感じていたことや人生と向き合った時に気が付いたことを予定しています。これは私が今までの人生で、知人にも話したことがない考え方も多く含まれています。自分を滅していたので。その内容は、あるあるなのかもしれませんし、私自身の独特の感覚なのかもしれません。日常生活で役立つ内容や、人生を長い目で見た時に役立つ内容になるように努めていきます。読むことで、「私と一緒だ」という共感や、「そんな考え方もあるのか」という気づき、「それは知らなかった」という発見をお届け出来れば幸いです。
最後に
今回は、初回投稿としてこれまでとこれからについてお話しました。ブログ自体初めてなので、どうなっていくかは未知です。ただ、読んでくださる皆様と共に学び、共に成長、変化していけるブログにしたいと思っております。
私の経験や気づきが、皆様の人生に少しでも彩りを足すことができましたら幸いです。これからどうぞよろしくお願いします。
出利葉砂月
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